スパロボに「00~10年代の作品」の参戦が少ない理由を考えようとしたら


記事投稿 2018年7月29日
最終更新 2019年2月11日


どうも、ゲ2(げっつー)と申しますー。
先日、友人と呑みに行ったのですが。
その時に、転職するならどの業界が良いだろうかだの、パソコンはタブレットに取って代わられるかだの、小説の流行りはどうなるかだの、色々話してたんですよね。

その時に話していて考えたのが、スパロボに比較新しい作品は全然参戦してないのは何故なのか、という話。

それをちゃんとデータ出しながらまとめようとしたのだが……




ソシャゲのことを参考に考える


割と知っている方も多いかと思いますが、ソシャゲは大半のユーザーは無課金、またはごく少額の課金。そこに、ほんの少数の重課金ユーザーがいることによって収益を上げているそうです。
パズドラが結構流行ってた頃に見聞きした気がするので、ずっとそういう感じなのでしょう。

その上で、つい最近、ツイッターで見かけたのですが、ソシャゲの平均ユーザーは30代後半から40代前半だそう。

そりゃあ、そうだよなぁ~


10代20代は重課金するほどお金に余裕がない。
50代以上はソシャゲに理解のある人は少ない。

ならば運営側が収益上げるためにターゲットにするのが、30代40代。

それは当たり前のことかな、と。


あれ?スパロボでも同じじゃない?

と気付きました。

ロボットアニメ自体が廃れた現在の若者を取り込むことを完全に放棄しているといっても過言ではないのかもしれません。

それで良いのかスパロボ!!それで良いのかB.B.スタジオ、バンダイナムコ!!


年代毎のスパロボ参戦作品数

ということで、年代毎の参戦作品数をまとめてみた。



年代ごとの参戦作品数のグラフ。1970年代(1972~) 18作品 / 1980年代  58作品 / 1990年代  51作品 / 2000年代 65作品 / 2010年代  47作品


見ての通り、年代が偏っており~…………?
あれ、思ったのと違う……?
もっと1980年代に偏ると思っていたのですが……?

この表の数字は、自分がまとめた『合計239作品!スパロボの参戦作品一覧&参戦回数ランキング』から持ってきたんですよね。(2018年7月29日現在)
なので、実際にスパロボ公式などには表記されてなかった、劇場版マジンガーシリーズとかOVAダンクーガがTV版とは別枠になっています。

すると、より80年代に偏るかな……と思っていたのですが……。


予想していたのと違う結果が出た理由を考える

どうして全然自分が予想していたのと違う結果が出たのか。
正直、さーっぱりわかりません。
わからなすぎて、1週間以上放置していたのですが……。

推測1 近年作品は2期、分割クール、劇場版、外伝、原作版参戦などがあり、1作品が割増されているのでは?

フルメタル・パニック!、ガンダムSEED、マクロスF、グレンラガン、ファフナー、ラインバレル、バディ・コンプレックスなどが当てはまります。

でも、近年作品でなくても、マジンガーZ→グレートマジンガー→グレンダイザーやゲッターロボ→ゲッターロボG、Zガンダム→ガンダムZZ→逆襲のシャアと、御三家からして後番組続編のものがあります。
主人公が変わったりはしますが、特にマジンガーとガンダムはセットでの参戦が大半です。

また、前述の通り、劇場版マジンガー、グレートマジンガー(桜田吾作版)、OVAダンクーガ、ガンダムMSVなどなど、リメイクや外伝もいくつもあります。


推測2 スパクロのみの参戦が多いのでは?

ソシャゲスパロボであるスパクロの参戦のみの作品が多いのでないかと思い、確認してみました。

年代ごとの参戦作品数とスパクロのみ参戦作品数
年代ごとの
参戦作品数
スパクロのみ参戦の
参戦作品数
スパクロのみ参戦の作品を
抜いた参戦作品数
1970年代
(1972年~)
18 0 18
1980年代 58 7 51
1990年代 51 4 47
2000年代 65 3 62
2010年代
(~2018年)
47 22 25


年代ごとの参戦作品数のグラフ。ただしスパロボX-Ωのみ参戦の作品抜き。1970年代(1972~) 18作品 / 1980年代  51作品 / 1990年代  47作品 / 2000年代 62作品 / 2010年代  25作品

2010年代が22作品も減りました。
だいぶ当初の予想していた感じに近づきました。
が、それでも2000年代がまだ80年代より多い。

ですが、そもそもスパクロのみ参戦の作品を抜くのが本当に正しいのかという問題が。
スパロボシリーズ91タイトルの中の、新作から数えて4番目のスパロボであるスパクロを本当に除外扱いにしてよいのか?

スパクロの後にスパロボが10タイトルも20タイトルもあれば「スパクロがイレギュラー」と結論付けることもできます。
しかし、まだまだ新しいスパロボであり、新しいスパロボに新しい年代の作品が参戦していることは必然です。
1991年に発売された初代スパロボに2010年代の作品が参戦してないことと同じです。必然です。

しかも、91タイトルの中のソシャゲ2タイトル目で、現在もサービス継続中。
スパクロのサービス開始後のタイトルであるOG MD、V、Xの発売後も、第2期第3期第4期の正式参戦、期間限定参戦ともにあり、参戦作品が増えています。

ということで、今「スパクロはイレギュラー」と断定することは出来ないです。


推測3 そもそも年代ごとの参戦作品に偏りはない

これはこれで納得いかないような気もしますが、実は思っているほど、年代に偏りはないのかもしれません。
どうしても長年見ていると、初期の頃から参戦している作品の方が多く参戦していて、近年の作品はあまり参戦していないように見えるのかもしれません。
スパロボシリーズは2018年で27周年ですからね(初代が発売した頃は1歳ですけど)。

まだ偏りはあるけれど、スパクロがその偏りを正しに掛かっているのかもしれません。
ソシャゲだけじゃなくて、コンシューマースパロボでも10年代の作品が中心になってくるのかもしれません。


これが一番まともな回答に見えるのか、ちょっと悔しいんですけどね。

明らかに年代ごとに偏りはある!間違いない!!

と思っていたので。

ということでね、呑んでた時の話は嘘でした!すいません!!!!




ただね、スパクロで初参戦した作品が、VにもXにも1作品も参戦しなかったのは解せないんですわ!!!!
これからだと思うんですけどね、これからだと思うんですけどね……。



いや、お前の考え甘いよってコメントよろしくお願いします。




よろしければ、他のスパロボ記事もどうぞ。

『合計258作品!スパロボの参戦作品一覧&参戦回数ランキング』
『寺田貴信Pをはじめとしたスパロボのシナリオライターをまとめた!』
『スパロボの制作会社の特徴まとめと一覧』
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2018年7月29日
記事投稿。

2019年2月11日
略称を「スパロボX-Ω」「X-Ω」から「スパクロ」に変更。

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1 件のコメント :

  1. かなり前に雑誌だったかスパログだったかで寺田さんが携帯ゲーム機用には若年層向けに新しめの作品を実験的に採用してるって書いてたはずなので偏りは少ないんだと思います。ただそういうケースで参戦した作品は知名度は低めだからか1、2回ぐらいしか参戦してないことが多い気がするので何度も参戦してる80年代の作品が多いという印象があるのかもしれません。

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