記事投稿 2019年4月27日
最終更新 2021年10月3日
はいどうも、スパロボT21話プレイ中のゲ2(げっつー)と申します。
発売からひと月が経ちましたが、自分はまだまだスパロボTのプレイ途中です。
クリアまではまだまだ遠いですが。
ですが、スパロボTのボイスから考えたことをまとめました。
どこから考えたかというと、機動戦士ガンダム 逆襲のシャアのブライト・ノアのボイスについて。
自分は、方向性が少し変わってくるのではないかと考えています。
スパロボにおけるボイスの扱いについての2つの基本方針
スパロボでは、ボイスの扱いについて初期の頃より基本方針として2つのことがあります。
それは、
- 「存命の声優については、可能な限りオリジナルキャストを採用する」
- 「故人の場合でも過去にスパロボで収録した音源を使用し続ける」
の2つです。
これが特に顕著なのがスパロボFです。
第4次からリメイクする際に、戦闘デモがフルボイスになりました。
その際、ボイスが取れないことが理由と考えられる未参戦になった作品・未登場となったキャラクターが複数あります。
例として、作品としてはグレンダイザーやザンボット3、キャラクターとしてはガラリアなどが挙げられます。
また、Wikipediaにまで書かれる程の有名な話ですが、ダンバインのトッド役の逢坂秀実氏を興信所を使って探し出したことも挙げられます。
2つの基本方針を守るために、結構労力使ってますよね。
ブライト・ノアから考える今後のスパロボのボイス
そんな方針において、ブライト・ノアというキャラクターには大きなポイントがあります。
ブライトの声は、1stガンダムから逆シャアまでは鈴置洋孝氏が担当しました。
鈴置洋孝氏が亡くなった後、後任として、ガンダムUC、THE ORIGINでは成田剣氏がキャスティングされています。
また、ギャグのガンダムさんでは置鮎龍太郎氏がキャスティングされています(ガンダムさんは、存命の声優も含め、全キャラ新たなキャスティングが行われています)。
鈴置洋孝氏が亡くなった後も、スパロボでは生前に収録されたライブラリ音源を使用されてきました。
そう、ガンダムUCの参戦までは。
前述の通り、ガンダムUCではブライト役に成田剣氏がキャスティングされました。
ガンダムUCが参戦している第3次Z時獄篇、第3次Z天獄篇、Vと、成田剣氏が担当しています。
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 スタッフロール』
『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 スタッフロール』
『スーパーロボット大戦V スタッフロール』
それは当然ですよね、ガンダムUC名義で登場しているので、ガンダムUCの担当である成田剣氏が自然です。
ここまではマジンガーやゲッターでも同様のパターンが複数あります。
マジンガーの場合は、東映TV版、OVAマジンカイザー、真マジンガー、マジンガーZ/INFINTYでそれぞれキャストが違うパターン。
『複数の声優が演じたマジンガー系のキャラクターまとめ』
ゲッターの場合は、TV版、新ゲッター、ネオゲッター・真(チェンジ!!)ゲッターでそれぞれキャストが違うパターン。
『複数の声優が演じたゲッターロボ系のキャラクターまとめ』
これらは、当然それぞれの参戦作品の通りにキャスティングされています。
また、1stガンダム、ZガンダムもTV版と劇場版で一部キャストが異なります。
しかしこちらは参戦作品としては実質まとめて扱われており、特に問題はありません。
では、ブライトにはなんのポイントがあるのか?
それは、今回スパロボTでは、「ガンダムUCは参戦していない」ということ。
そして、スパロボTに登場するブライトは、逆シャア名義での登場しているということ。
では、スパロボTのブライトの声は、
オリジナルキャストであるが、故人の為に新録出来ない鈴置洋孝氏か。
それとも、後継作のキャストであり近年に収録がされているが、オリジナルキャスト優先・過去音源優先の方針から外れる成田剣氏か。
それは、
『スーパーロボット大戦T スタッフロール』
スパロボTでは、成田剣氏が担当となっています。
ガンダムUCは参戦していないけれども、逆シャア名義での登場だけども、でも成田剣氏がキャスティングされました。
これは、ブライトの担当声優は、鈴置洋孝氏が初代担当、成田剣氏が2代目担当という風に解釈されたのではないかと考えます。
ガンダムUCに登場するブライトも、1stから逆シャアまでのブライトと同一人物であり、その連続性が認められたものだと思います。
他方、前述に例に挙げたマジンガーやゲッターについては、世界観やキャラクターの連続性を有しておらず、それぞれ違うキャラクターとして解釈されたのはないかと考えられます。
東映TV版の兜甲児と、真マジンガーの兜甲児では性格も言い回しも違いますからね。
その一方で、今回のブライトと同じように2代目担当という形になりそうな作品・キャラクターもあります。
東映TV版マジンガーZのボイスが変わる可能性
それは、東映TV版マジンガーとマジンガーZ/INFINTYです。
OVAマジンカイザーや真マジンガーは、TV版の製作を行った東映とは違う会社で製作されています。
しかし、マジンガーZ/INFINTYはTV版と同じ東映の製作です。
そして、INFINTYの世界はTV版から数年後の設定であり、世界観・キャラクター共に連続性が認められます。
これこそ自分が兼ねてから妄想し、『スパロボ妄想 INFINITYによってTV版マジンガーZが変わる可能性』にも書き残した、INFINTY声優陣による東映TV版のスパロボ参戦です。
続編として製作されたマジンガーZ/INFINTYに、東映TV版からの連続性が認められるのは明らかです。
東映TV版のボイスは作品自体が参戦から遠のいていることもあり、長らく新録されていません(第2次αが最後でしょうか?)。
対ネームドや援護の際の掛け合いなどに期待している人は少なくないと思います。
東映TV版の甲児役である石丸博也氏は、役を後継者に引き継いで任せたいと考えており、その希望にも寄り添うことが出来ると考えています。
そもそも現在78歳の石丸博也氏が、16歳の兜甲児の声を出すことに苦慮するのは当然のことでしょう。
それは石丸博也氏に限ったことではなく、敵味方問わず亡くなっていたり引退していたりする方が複数いらっしゃいます。
当時の声を出すことが出来ない方の方が多くて当然でしょう。
しかし、声が録れないから作品自体が参戦しない、空気参戦になってしまうというのは非常にもったいないことです。
この機に、東映TV版からの連続性が認められるマジンガーZ/INFINTYの声優陣で、東映TV版の再現が図られるのはアリじゃないでしょうか?
これが進められると、INFINTYでは戦闘に出ることのなかった茅野愛衣氏の担当するさやか、小清水亜美氏の担当するジュンの戦闘ボイスも聴くことが出来ます。
いいんじゃないですか?テンション上がってきませんか?
今後のスパロボにおいて、代役が大きく増える可能性
実は、スパロボT発売前に自分が一番注視していたのが、ブライトの声だったんですよね。
もっというと、スパロボX発売前も注視していたんですが、残念ながらブライト登場せずという結果でした。
今回、特にブライト・ノアと、マジンガーZのことに触れましたが、他の作品・他の声優でも同様のことが考えられます。
大きなところでいくと、ある時期を境に神谷明氏の露出が極端に減ったこととか。
これはスパロボに限らない話ですが、スパロボではことさら主人公役を多く担当しており、不自然にみな参戦していない状況が続いています。
オリジナルキャストでなく代役になることがそれはそれで残念な部分もありますが、1人の声優が理由で作品そのものが参戦できないままというのも残念なことです。
スーパーロボット大戦シリーズは2019年4月20日で28周年となります。
シリーズが今後も続いていけば、亡くなったり、引退したりと様々な都合で声の収録ができないキャラクターが増えていきます。
「OK、忍!!」でお馴染みのダンクーガの亮のように、過去に収録した少ないボイス量で上手く誤魔化しを効かせている部分もありますが、それもいつまで誤魔化し続けられるのか。
過去の収録分を一度手放して、代役による新録に切り替えていくことが今後起こり得るのではないでしょうか?
間違いなどありましたら、ご指摘いただけると助かります。
よろしければ、他の記事もどうぞ。
『INFINITYによってスパロボのTV版マジンガーZが変わる可能性』
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 スタッフロール』
『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 スタッフロール』
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